Withコロナ時代に、少しでも皆様が安心・安全に働けるようなソリューションが多く出てきていると思います。
ArubaもWithコロナ時代の新しいワークプレイスを支援するためのソリューションを準備しています。
その中の1つが、Contact Tracing ソリューションです。
このソリューションでは、特定の端末(又はTag)の位置情報をトレースすることで、感染者の報告を受けた管理者が、感染者(感染者の利用端末、もしくはTag)の社内での行動履歴、社内での接触者情報をすぐに確認することができます。
Contact Tracing ソリューションは2つのパターンあます。
1. Wi-Fi を使ったContact Tracing
2. Bluetooth を使ったContact Tracing
どちらの場合も、ArubaのAPを利用します。
ArubaのAP(アクセスポイント)は、IoT GatewayとしてBluetoothのラジオを搭載しているので、Bluetooth型のソリューションにも従来から対応していました。
それぞれのソリューションを少しだけ解説します。
1. Wi-Fi とCentralを使ったContact Tracing
Central管理のAPをお持ちであれば、それだけで利用可能になります。
Wi-Fiに接続している端末の情報を分析し、指定した期間の以下の情報を簡単に確認することができます。
・特定の端末の近くにいた端末をリストアップ
・特定の端末がいた場所(接続していたAP)をリストアップ
簡単なデモ動画を作成しているので、こちらもご参照下さい。
2020/8/4時点ではまだリリース前の機能で、GUIのイメージや表示できる情報はこれから少しずつ進化する予定です。
2. BluetoothとMeridianを使ったContact Tracing
Bluetooth Tagを社員に配り、そのTagの位置情報を分析することで、以下の様な情報を簡単に確認することができます。
・濃厚接触者のTag
・Tagの移動履歴
・Tagのクラスター情報
・Tagの密を確認(Heatmap)
こちらのソリューションは、Aruba Meridianクラウドを使って提供しています。Tagの情報をTag → Aruba AP → Meridianクラウドへと送りそこで分析することで、上記にある様な様々な機能をMeridianクラウド上で提供することができます。
Centralとは異なり、Meridianは位置情報専用のサービスとなるため、こちらのソリューションの方が機能が充実しています。
又、Tagを持ち歩くだけでいいので、Wi-Fi端末が無い環境でもトレースすることが出来ます。
Tagはペットボトルの蓋くらいのサイズで、厚さはその半分くらいです。(34mm x 11mm)
以下の写真の様に、社員証にくっつけて持ち運びできるサイズです。
こちらも、簡単なデモ動画があるので是非ご覧下さい。
Wi-Fi(Central)とBluetooth(Meridian)の違いを以下にまとめてみました。
お手軽なCentralと機能が充実したMeridian、状況に合わせて選択頂ければと思います。
※MeridianのソリューションはWorkplace Insightのネーミングで正式リリースされています。
正式リリース後は、クラスター表示だけ利用できなくなっています。