推奨設定!といいたいところですが、Arubaの公式な推奨設定はValidated Reference Guide (VRD) として
こちらにまとめられており、こちらをご参照下さい。
高密度環境やWi-Fi 6は以下にあります。
Very High Density 802.11ac Networks Validated Reference DesignAruba Wi-Fi 6 Networks Deployment Guide上記は、コントローラ型をベースにしているので、
高密度環境(接続端末数が多い環境)のWi-FiをCentralで設定する場合は、この辺りを設定してみては?というTipsをご紹介します。
WLAN設定1. 送信レートの低レート削除これはよくある設定ですが、APのカバレッジが十分な場合、不必要に低レートで管理フレームなどが送信されることを防ぐために、
低レートの設定を省くことがよくあります。
Centralでは以下の画面で設定できるので、まずは12Mbps以上から始めて、それでも問題なければ、18Mbps以上で設定してもいいと思います。
個人的には自宅のAPは24Mbps以上で設定して使っています。
高く設定しすぎると、APから離れた環境での接続性が悪くなることがあるので、その点はご注意下さい。
2. ブロードキャスト(マルチキャスト)フィルタWi-Fi ではブロードキャストやマルチキャストがAirTimeを消費してしまうことがよくあります。
そこで、ブロードキャストをフィルタしてしまう機能があります。
こちらはデフォルトで有効になっているので、そのまま利用するのが良いと思います。
デフォルトではブロードキャストフィルタARPが設定されており、ARP, DHCP, IGMPグループクエリ以外のブロードキャスト・マルチキャストがフィルタリングされるようになっています。
AirPlayなど、マルチキャスト通信を使いたい場合は、逆に無効化する必要があるのでご注意ください。
ラジオ設定3. チャネル幅の設定利用できるチャネルが十分にある場合は、APが利用できる最大チャネル幅で利用するのも良いと思いますが、
チャネルが重複する可能性もあるので、2.4GHzは20MHz幅、5GHzは40MHz幅が無難だと思います。
デフォルトは2.4GHzは20MHz、5GHzは80MHzになっているので、そのまま利用頂いて問題なければそのままで良いと思います。
4. ClientMatch の有効化端末が接続するAPが偏ってしまうことがある場合は、
AP間の動的な負荷分散機能であるClientMatchを有効化してみましょう。
困った時になんとかなるのが、多機能なAruba Wi-Fi の大きな特徴です。
少しずつ便利な機能を紹介するようにするので、
こんな設定がしたい、こういう時どんな設定がいい?というご意見があれば是非お寄せください!
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Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
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