Command Of The Day ! (過去の記事はこちら)
Wi-Fiの品質に関する情報の詳細を確認する時に一番便利なコマンドが ”show ap debug radio-stats” です。
このコマンドではAPのラジオが持っている情報のほどんどを確認することができます。
コマンドはAP単位なので、Wi-Fi環境全体の品質については、CentralやMobility Controller で集約された情報を確認した方が分かりやすいですが、
その元になっている情報なので、トラブルシューティングの時に利用することが多いのがこのコマンドです。
radio 0は5GHz, radio 1 は2.4GHz のラジオの情報になります。
コマンドのアウトプットはあまりにも膨大なので、必要な項目だけ include で表示して下さい。
今回は一例を紹介します。
リアルタイムのチャネル使用率の推移
100msのビーコンインターバル毎の無線使用率を確認することができます。
リアルタイムで無線環境が混雑しているか確認したい時によく利用します。
Tx Time : APが無線送信に使用したAirTime比率
Rx Time : APが無線受信(他のAP・端末が送信していた)AirTime比率
Ch Busy : Tx + Rx + 無線以外の干渉の合計
# show ap debug radio-stats 0 | include perct
Tx Time perct @ beacon intvl 4 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
Ch Busy perct @ beacon intvl 6 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 4
Rx Time perct @ beacon intvl 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# show ap debug radio-stats 1 | include perct
Tx Time perct @ beacon intvl 15 13 13 13 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15
Ch Busy perct @ beacon intvl 23 22 22 22 27 27 27 27 27 27 27 27 27 27 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22 22
Rx Time perct @ beacon intvl 6 8 8 8 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
上記のコマンドの例では、2.4GHzの方が定常的に少し混雑していることがすぐに分かります。
radio-stats の他の情報についても、また別の機会のご紹介したいと思います。
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Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
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