AIOps Of The Day !AIOpsの中で最も便利な機能かもしれないのが
AI Searchです。
Search Box で知りたいことを検索すれば、ステータスや設定方法、マニュアルのページを教えてくれます。
ただ、残念ながら2021年3月時点で英語のみの対応となりますが、英語が得意な方は是非活用してみて下さい。
今回は、例として、問題があるクライアント端末について調べてみます。
1. 検索するSearch Box に「problem client」と入れると、問題のある端末の一覧を表示してくれます。
2. クライアントのステータスを確認確認したいクライアントをクリックすると、クライアントステータスの画面に移動し、802.1Xのエラーが原因であることがすぐに分かります。
3. AIインサイトで詳細を確認
最後に、AIインサイトに移動して詳細を確認してみましょう。
認証サーバが認証を拒否していることから、パスワード間違いの可能性が高いことが分かりました。
ただ、毎時100回もエラーが発生し、サーバのタイムアウトが発生するほどサーバに負荷がかかっています。
もしかすると、ブルートフォースアタックを仕掛けている端末かもしれません。
(実際には、デモ用に定期的に端末でエラーを発生させているだけです)
この様に、AI Search → AIインサイトを使うことで、問題がある端末を見つけ出し、問題の原因まで検討がつきました。
人の手でこれを実現しようとすると、
シスログを全て確認し、エラーログを抽出。その中から傾向を見つけ出し、特定の端末に関するログが多ければそれだけを抽出。そのログから何が起きているのかを判断する必要があります。予め事象が想定されていれば、こういった調査もある程度進めることができますが、何もない状態から調査を始めるとかなり時間がかかります。
AIを使うメリットは、ログをAIが自動で分析することで、不必要なログの調査に人が時間を割くことなく、もしくは人だとすぐに気づくことができない
"事象"をを提示してくれるところにあります。
AI Search は一度使うと色々試して使いたくなります。
是非一度、Search Box で何か分からないことを聞いてみて下さい!
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Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
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