2.4.9 からトラブルシューティングも便利になっています。
「メンテナンス > ツール」でトラブルシューティングツールにアクセスできます。
クライアントやIAPのページの右上にある「オープンツール」からもアクセスできます。
ネットワークチェック
ここでは、Ping、Traceroute、スピードテストなどが可能です。
以下の例では、IAPから端末に対してPingを実行しています。
ここで出力の右上に注目してみて下さい。
出力は単純なCLIの出力です。なので、この結果を検索ワードで特定の行だけ表示したり、テキストファイルでダウンロードしたり、そのままメールで送信することができます。
デバイスチェック
ここでは、スイッチのケーブルテストを実行することが可能です。
正直これは、ようやく対応したという感じですが、リモートで実施できるとやはり便利だと思います。
その他にも、スイッチポートのバウンスや、PoEのバウンス、スイッチのLEDの点滅(ラックでスイッチを探す時に利用)も実行することができるようになっています。
詳細
最後に詳細ツールです。これが一番Arubaっぽくて好きな機能です。
クラウド管理とはいえ、元々はオンプレで利用できるネットワーク機器なので、CLIのトラブルシューティング機能がそのまま利用できます。
さらに、コマンドを実行するスイッチとコマンドを一度に複数選択することもできます。
以下の例では、無線関連のtableに関係するコマンドを全て表示させています。
「繰り返し」を有効にすることで、定期的に取得することも可能です。
出力は長いCLI出力になってしまいますが、GUI上で検索することもできますし、ダウンロードやメール送付もできるので、サポートに問い合わせる時にも便利です。
クラウド管理は、簡単が売りのベンダーがほとんどです。もちろんArubaも同じです。なので、トラブルシューティングなんて不要なのが一番です。
それでも、万が一困った時に適切なトラブルシューティングができないと、諦めて利用機器を入れ替えることしかできないかもしれません。
Aruba Centralを利用していれば、もしトラブルが起きても、運が悪かったと諦めるのではなく、適切なトラブルシューティングを行うことで、より安定したネットワークをご利用頂けます。