Aruba Centralで管理しているAPは、ほとんどのパラメータはGUI上で設定可能ですが、CLIコマンドのみをサポートしているパラメータも一部存在します。これらのパラメータは、UIグループを使用している場合はAPIにより設定する必要があります。今回はCentral標準のAPI SwaggerによりCLIコマンドを設定する方法を紹介します。API Swaggerを使えば、CentralとAPI連携している環境がなくてもブラウザのみでAPI操作を実行することが可能です。
※Central Version 2.5.8時点での情報です
- API Access Tokenの作成
API SwaggerでAPI連携するためのAccess Tokenを作成します。
・保守>組織>プラットフォーム統合>API Gateway>REST API にアクセス

・自分のアプリとトークン>アプリとトークンの追加で、新しいトークンを生成します

・トークンのダウンロードで表示される画面で、Access Tokenをコピーしておきます

- API Swaggerへのアクセス
・APIタブで、API Swaggerのリンクにアクセスします。(Centralへのログイン状態でのみアクセスできます)

・API Swaggerで、Access Tokenを入力して「→」をクリックします
・Categoryで「Configuration」を選択します

- 既存設定の取得
・AP Configuration>Get AP configuration を選択します
・Parameterで、group_name... に設定変更の対象グループ名を入力します(AOS10 APの場合はAPシリアル番号でも可)
・TRYをクリックします

・RESPONSE BODYで、取得した既存設定を全てコピーします

・取得した設定をテキストエディタに貼り付け、編集します
下記例ではCLIでのみ設定可能な「Central管理APのDRT自動更新無効化」コマンドを追加しています。
最終行にコマンド追加する場合は「,」を末尾に付けないように注意してください。

- 新規設定の反映
・AP Configuration>Replace AP configuration を選択します
・Parameterで、group_name... に設定変更の対象グループ名を入力します
・Parameterのclisに右側BODY SAMPLEの形式で新規設定を入力します

・TRYをクリックすると、新規設定が対象グループに反映されます
・RESPONSE CODEが200となっていることを確認します

・対象APのCLIで、設定したパラメータが反映されていることを確認します

設定手順は以上となります。
この手順ではCLIコマンドを設定するためにAPI Swaggerを利用していますが、その他にも、APIを使用すれば多数のデバイスに対する一括の設定変更や自動化などが可能になるので、ぜひご活用ください。
CentralのAPIに関するドキュメンテーションは以下をご参照ください。
Aruba Central API Gateway
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Stephane Kazuki Chartrand
HPE Aruba Networking
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