弊社のArubaCentralではAccessPointだけでなく、Switch製品の管理も可能です。
特にHPE Aruba Networking CX Switchのラインナップはどんどん増えており、"SwitchもまとめてArubaCentral管理"したいという要件も多いのではないでしょうか。
ただ、"Switch製品はGUIでなくCLIで設定したい"というご意見も多く、わざわざArubaCentral管理下から外したり、テンプレートGroupを利用するという運用をされている方も多いと思います。
そのような煩雑な運用を緩和できるのが、ArubaCentralに搭載されている「MultiEdit」の機能です。
利用は至って簡単です。
Aruba CX SwitchのGroup上の設定画面"マルチエディット"のトグルを有効にするだけです。
その後、設定変更する対象のSwitchを選択すると以下のような画面が表示されます
※下は2台のSwitchを選択した場合ですが、2台で設定が異なる部分は地色がついており、視覚的に分かるようになっております
MulitEditな便利な点として、
・コマンドラインライクに利用できる
・複数Switchへまとめて設定投入が可能
・コマンド補完機能あり
・コンフィグの比較ができる(DIFF)
・専用のライセンスが不要
このようにデバイス同士で設定が違う場合は、該当項目を選択するとそれぞれの設定内容が確認できます
また、コマンド構文が分からない場合でもいくつか文字を入力すると関連する設定が表示されます
こちらはDiffです。設定のテキストをPCに保存して、Diffツールを使って。。なんて作業も不要です
設定完了後は下段より"保存"を押すことで設定が保存されます。
また、MulitEditでは構文のチェックを行い、不適切な構文が確認された場合、audit trailでErrorとしても表示されるため
設定ミスによるシステム影響も防ぐことができます。
まだまだお伝えできることはありますが、まずは皆様の環境でも利用して体感頂ければと思います
※このMultiEditですが、いくつか利用できないコマンドがありますので、以下のマニュアルを参照ください
https://www.arubanetworks.com/techdocs/central/latest/content/nms/aos-cx/cfg/conf-cx-multiedit-cmds-nt-sup.htm?Highlight=Multiedit