IAPの台数が増えてきたり、AppRFなどコントローラの機能をご利用されたい場合、
簡単にコントローラ型のAPに変換できます。
もちろん、コントローラ型にする場合は、コントローラにAPライセンスが必要です。
■GUIでの変換方法
上記の様に、
1.GUI画面右上の「メンテナンス」をクリック
2.「変換」タブを選択
3.「モビリティコントローラで管理するキャンパスAP」を選択
4.コントローラのIPアドレスを指定
5.「今すぐ変換」
これだけです。
この後、コントローラからAPのイメージをダウンロードしてきて、
コントローラ型のAPとして起動します。
3.で直接リモートAPに変換することも可能です。
■コンソールからの変換
CLIの方が好きな方は、コンソールでapbootにアクセス後、(起動後にEnterをクリックしてapbootにアクセスできます)
以下のコマンドを入力します。
最後にtftpbootでBootする点に注意して下さい。(以前ご案内していたこのtftpbootは利用しないで下さい)
clear os 0
setenv os_partition 0
setenv master <コントローラIP>
setenv serverip <コントローラIP>
save
その後、以下のコマンドでPartition 0 のイメージをアップグレードします。
コマンド実行後に、コントローラからイメージをダウンロードしてOSのアップグレードが実行されるので、
コントローラとTFTPで疎通が取れる状態でコマンドを実行して下さい。
この時、イメージのファイル名はAP毎に異なる場合があるので、printenvでファイル名を確認しておきます。
apboot> upgrade os 0 ipq40xx.ari << ファイル名はprintenvで確認
--- 省略 ---
Upgrade successful. <<< Upgrade完了
apboot> boot <<< AP を起動する
↓ファイル名の確認方法
apboot> printenv
--- 省略 ---
bootdelay=2
bootfile=ipq40xx.ari <<<<< この「ipq40xx.ari」がファイル名
--- 省略 ---
■IAPにもう一度戻したい場合
Factory Resetをすれば、IAPに戻ります。もちろんIAP型番でご購入頂いたIAPのみです。
AP型番でご購入頂いたAPをIAPにすることはできません。
Factory Resetは、そのままですがapbootで以下のコマンドを入力するだけです。
factory_reset
■apbootに入る方法
AP起動直後、以下の画面が表示されるので、
カウントが「0」になる前に、Enterをクリックして下さい。
Hit <Enter> to stop autoboot: 3 <<<< この数字がカウンター
apboot> <<<< Enterをクリックするとapbootに入る
IAPもコントローラも使い倒して楽しんでください^^