[実践すべきシン・ネットワーク構築メソッド] 2024年3月号
動画はこちらからご覧下さい。https://youtu.be/Ly9Y_7Ryijc
解説ドキュメントは以下をご覧下さい。
■セキュアなリモートアクセスの新定番 ″ZTNA″のススメ
ランサムウェアをはじめとしたマルウェア被害が増加するなか、感染経路として大きな課題となっているリモートアクセス時に利用するVPN機器の脆弱性。ハイブリッドワークに取り組む企業にとって、社外から企業内の情報資産にアクセスする環境は必要で、VPNに代わる何からの代替え手段に置き換えたいと考えていることでしょう。そんな選択肢の1つとなるのが、HPE Aruba Networkingが提供するZTNAです。Unified SASEのコンポーネントであるZTNA(Zero-Trust Network Access)、その魅力について迫ります。
ランサムウェア被害、侵入経路はVPN機器にあり
いまだにランサムウェアによる被害は後を絶ちません。2024年1月に公開された最新の「情報セキュリティ10大脅威 2024」では、組織向けの脅威としてランサムウェアによる被害が1位となっており、これは9年連続という不名誉な記録を達成しています。
そんなランサムウェアの被害が減らないなか、その大きな原因の1つがVPN機器からの侵入です。警察庁が2023年3月に発表した資料からも、62%がVPN機器からの侵入という結果が出ているほどです。
注:図中の割合は小数点第1位以下を四捨五入しているため、統計が必ずしも100にはならない
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R04_cyber_jousei.pdf
ランサムウェアの被害から自社を守るためにも、VPNに代わる何らかの方法が求められますが、有効な策の1つとなるのが、ZTNAと呼ばれるソリューションです。ZTNAは、Secure Access Service Edge(SASE)ソリューションが持つコンポーネントの1つとして機能するもので、セキュアなリモートアクセスを実現するゼロトラストに欠かせないもの。特に一度接続するとネットワーク全体へのアクセスが可能になってしまうVPNと違い、ZTNAは特定のリソースへのアクセスのみが許可されるため、マルウェア感染後のラテラルムーブを防ぐことが可能になります。
HPE Aruba Networkingが提供するゼロトラストソリューション「Unified SASE」
HPE Aruba Networkingでは、ゼロトラストを実現するためのソリューションであるUnified SASEにおいて、ZTNAを提供しています。HPE Aruba Networkingは、業界をリードするEdgeConnect SD-WANと次世代SSEをUnified SASEとして提供しており、シングルベンダーで高度なSASE環境が実装できるソリューションです。
このHPE Aruba Networking SSEには、ZTNAとともに、全てのWebトラフィックを監視・検査するSWG(Secure Web Gateway)やSaaSアプリケーションへのユーザアクセスの管理・制御、監視するCASB(Cloud Access Security Broker)、ユーザエクスペリエンスをエンド・ツー・エンドで可視化し生産性向上を支援するDEM(Digital Experience Monitoring)が備わっています。
このHPE Aruba Networking SSEが持つ特長の1つに挙げられるのが、エージェントおよびエージェントレスをサポートし、ユーザがセキュアにリソースにアクセス可能なZTNAの存在です。
VPNの完全撤廃に欠かせないZTNA
HPE Aruba Networking SSEにて提供されるZTNAは、Connectorと呼ばれる小さなアプリケーションをインターナルに立ち上げ、このConnectorを経由して社内外の通信を可能にします。このConnectorは、HPE Aruba Networking SSEに向けた外向けの通信のみを内側から行うことでセキュアトンネルを形成するため、外部からの通信は一切受け付けません。VPN装置のようにIPアドレスなどが社外に晒されることがなく、攻撃対象領域となるAttack Surfaceを激減させることができるのです。またConnectorがアプリケーション単位でアクセス制御を行うため、VPNのようにアクセス後にすべての通信を許可するような環境から脱却できるようになります。
さらに、大きな特徴となるのが、サーバから発生するような通信をきちんとリモートユーザに届けることが可能になる点です。システム管理ツールによるパッチ配信やトラブルシューティングの際の画面へのリモートログインなど、サーバ起点となる通信についてもHPE Aruba Networking SSEのZTNAであればサポートしています。このサーバ起点の通信が必要なためにVPNを残さざるを得ない企業も多いなか、HPE Aruba Networking SSEであればVPNの完全撤廃を実現することができるのです。
ネットワークやセキュリティ観点でさまざまな環境に対応できるUnified SASE、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
Original Message:
Sent: Feb 23, 2024 05:27 AM
From: Shige AMANO
Subject: [実践すべきシン・ネットワーク構築メソッド] バックナンバー
これまで「実践すべきシン・ネットワーク構築メソッド」と題して「これからのネットワークはどうなるのか、どうあるべきか、HPE Arubaとして何がご提案できるか」を一部の方に定期的に配信させて頂いておりました。
今後はぜひ多くの皆様に見て頂きたく、こちらで投稿をさせて頂きます。
· 製品を知り尽くした
· 多くのお客様の悩みを解決してきた
· HPE Arubaエンジニアが
· カタログにも、マニュアルにも無い
· 自身の考察を発表する
"シンメソ"をお楽しみください。
今回は、過去のコンテンツを共有させて頂きます。ぜひご一読ください!
<ゼロトラスト(3回)>
クラウドセキュリティ であればゼロトラストは 万全でしょ?の誤解
ゼロトラストにおける ネットワークアプローチの必要
https://youtu.be/bhCNbbspcjs
セキュリティベンダでないArubaだからこそ語れるんです!
ネットワークレイヤから⾒るゼロトラストアプローチの極意
https://youtu.be/kA7Aygsg51E
"何も信頼しない"ことを前提としたネットワークの作り方
3つの活⽤例から学ぶゼロトラスト実現アプローチ
https://youtu.be/IJL5fZQYS8Q
<SD-WAN(3回)>
選択しがちな安価なSD-WAN、でもちょっと待って!!
オフィス回帰に備えるWAN 最適化に向けた SD-WAN 選び
https://youtu.be/1WKwht4aCsA
ローカルブレイクアウトのセキュリティ対策がUTM では不⼗分なワケとは?
注目の SASE フレームワークに最適な SD-WAN、教えます。
https://youtu.be/vZztbgME7Gk
クラウド時代だからこそWAN 運⽤の重要度が 増すワケとは?
GUI で集中管理、運⽤負担を軽減する「SD-WAN」の実⼒
https://youtu.be/PdJMjc8x37A
<Web会議に最適な無線LAN設計(2回)>
Microsoft Teamsに最適な無線 LAN 設計、考慮すべきポイントまとめ
<本コンテンツに関してはHPE Aruba担当者までお問い合わせください>
Teams会議通話を快適に使うための無線LAN設計
<本コンテンツに関してはHPE Aruba担当者までお問い合わせください>
<ネットワーク快適度可視化ツール(2回)>
「うわ、使いづらい」顧客も従業員も離脱する事態を回避せよ!
最適なデジタル体験を生み出す無線快適度センサーの実⼒とは︖
https://youtu.be/vhlAqhlUtJ0
現場にはびこる"結局ネットワークが悪い"説を解消
クレームを黙らせる切り分けツール 「Aruba UXI 」がスゴい件
https://youtu.be/cOQc8ItZCR0
<Wi-Fiの6GHz帯とその効果(3回)>
既存Wi-FiでのAR/VR活用は絶望的か?
ただの拡張規格と侮るなかれ!「Wi-Fi 6E」
https://youtu.be/kwY5loPWRbo
単なる規格対応では終わらない5つの特長って?
一味違うAruba Wi-Fi 6E対応アクセスポイントの魅力
https://youtu.be/socDtNzbBmI
穢れてしまった2.4・5GHZ 帯には頼らない!
Wi-Fiの主戦場となる6ghz 帯クリーニング大作戦!
https://youtu.be/gTVc-539GMA
<SD-WANその2(2回)>
テレワーク対象外の部門に溜まった不満、どう解消する?
ハイブリットワークの新たな最適解Edge Connect Micro branch
https://youtu.be/bvGIEw7YFEk
Edge connect Micro branchってどう管理するの?
エンジニアがリモートワーク環境で試してみた!
https://youtu.be/gQ2yPPMd9ss
<AIによる運用(2回)>
無線LANの可視化、でもどう読み解くの?
AIOpsで実現するネットワーク運用の夜明け
https://youtu.be/9YQYfdSBi98
ネットワーク運用×AI、答えはここにある!
3つの実例から学ぶ AIOpsの実⼒とは?
https://youtu.be/G5OuIj08Wd8
<データセンターネットワーク(2回)>
"データセンター仕様"という理由だけで大丈夫!?
3つの視点で考える、最新ネットワークインフラの作り方
https://youtu.be/mkCpC8JXSaY
100台のスイッチだってあっという間に設定完了!
Aruba Fabric Composer ってどんなもの?
https://youtu.be/vf3Wgrb7Ths
<2024年ネットワークはこう変わる>
2024年 AI、ゼロトラスト対応でネットワークはこう変わる
https://youtu.be/6VrTjMYSw-k