Aruba Centralはクラウド管理なので、ログの管理もオンプレとは少し違う方法をとることができます。
もちろん、今までのシスログなどにも対応していますが、せっかくなのでクラウドらしい方法を紹介します。
Centralのアラートの通知方法には2種類あり、メールで送る方法とWebhookを使う方法があります。
今回はWebhookのレシーバーとして、Googleのスプレッドシートを使う方法を紹介します。
この方法を使うことで、アラートが自動的にGoogleスプレッドシートに保存されるようになります。
GoogleスプレッドシートをWebhookレシーバーにした時の表示例
ここで紹介するスクリプトはあくまで一例なので、必要に応じて変更してご利用下さい。
また、あくまでもサンプルなので、動作保障はしかねます。
スクリプトに関するお問い合わせはAruba Support ではお受付できないので、何かご質問があれば
Communityのみでベストエフォートで対応致します。
1. スプレッドシートの作成ファイル名は任意でかまいません。
シートの1行目の項目は、例の通りにtime, severity, alert_type, description と入力しておきます。
time 以外の項目は、WebhookのPayloadを参考に自由に変更してもOKです。
time は JSONのネスト部分を利用しているため、変更できません。
(変更する場合は、後述のスクリプトも変更が必要になります)
Webhook Payload は
こちらのDeveloper Hubを参照して下さい。
2. スクリプトエディタを起動しスクリプトを入力"ツール" > "スクリプト エディタ" からスクリプトエディタを起動し、スクリプトを入力します。
スクリプトは
こちらにサンプルがあるので、そのままコード.gsにコピペして保存します。
3. ウェブアプリとして公開しURLを取得以下の様にウェブアプリケーションとして公開し、Webhook用のURLを取得します。
4. Aruba Central でWebhookを設定Centralのダッシュボードで、アカウントホーム > Webhook に移動し、ステップ3で取得したURLをWebhook用のURLとして設定します。
5. アラートの通知設定でWebhookを指定最後に、アラートの通知設定でWebhookを指定します。
アラートの設定は、グローバル > 分析 > アラートおよびイベント > 設定(右上のギアアイコン)で設定します。
任意のアラートを選び通知オプションでWebhookを有効化、ステップ4で作成したWebhookを指定します。
テストする場合はユーザーアラートの、「ユーザーアカウントが編集されました」が便利です。ユーザー設定の言語変更だけでアラートがすぐに出る様になります。
Google Spread Sheet側も作り込めば色々なことができそうです。
クラウドになると、こういったWebhookやAPI連携がやりやすくなるのも1つのメリットだと思います。
新しいやり方を取り入れて、皆さんに最適なネットワーク運用方法を探してみて下さい。
#Central #Blog
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Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
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