端末視点でアプリケーションなどの通信品質をモニタリングできる点がUXI Sensorの大きな特徴です。
過去の記事はこちらをご参照ください。
[UXI] センサーが端末としてネットワークの品質をモニタリング[UXI] センサーを使ったリモートトラブルシューティング今回は、リモートワークで急増しているZoomの音声品質のモニタリングについての紹介です。
UXI はいくつかのアプリケーションのモニタリング設定は、テンプレートで対応しています。
残念ながらZoomはテンプレート設定に対応していないので、少しだけ設定が必要です。
理由は、Zoomを使うロケーションによって利用するZoomのサーバが細かく異なっているからです。
自分の環境で利用しているZoomのサーバは、以下の手順のようにパケットキャプチャを取ることですぐに確認できます。
1. Wiresharkで端末のWi-FI or Ethernetのキャプチャを開始
2. Zoom Meetingをスタート
3. キャプチャをストップ
4. キャプチャのフィルタリングで"dns"をフィルタリング
5. "
mmr"を含むドメイン名へのDNSクエリーを確認
上記のmmrを含むドメイン名が音声通信で使うサーバになります。
以下の例では"
zoomos100mmr.os.zoom.us"になります。
このドメイン名を覚えておき、ここに対してモニタリングの設定をするだけです。
このドメイン名はWebinarだったり、期間によってまれに変わることもあるみたいなので、
変わった場合は再設定が必要になる点だけご注意ください。
どのタイミングで変更されるかなどはZoomさんに聞いてみないとわからないです。
UXIの設定Service&App Tests から Add Testをクリックします。
App Testの設定画面では、以下の様に、Custom Template で VoIP MOS のテンプレートを選び、
Target で先ほどのドメイン名を入力するだけです。
設定後は、以下のようにZoomのサーバに対する品質もきっちり可視化してモニタリングすることができます。
UXIを活用して、快適なWi-Fi Lifeを送りましょう!
#Blog
------------------------------
Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
------------------------------