Localに構築したLibreSpeedを使う時の注意点です。
構築時の設定にもよりますが、以下のようなphpファイルがWebサーバ保存されています。
user@ubuntu:/var/www/html$ pwd
/var/www/html
user@ubuntu:/var/www/html$ cd backend/
kshimono@ks-ubuntu:/var/www/html/backend$ ls
empty.php garbage.php getIP_ipInfo_apikey.php getIP.php
user@ubuntu:/var/www/html/backend$
スループット測定をするときは、上記phpを指定する必要があります。(指定しなくても動作しますが、期待通りの測定結果になりません)
期待通りにならないのは、LibreSpeed側に理由があるようです。
CLIでスループット測定をオプションなしでしてみると、UXIと同じ結果となりました。
参考までに、MacbookのCLIでLibreSpeedのスループット測定をする方法をご紹介します。
※詳細はGithubをご確認下さい
https://github.com/librespeed/speedtest-cli1. Homebrewでlibrespeed-cliをインストール
1.install Homebrew
2.Add the custom tap brew tap librespeed/tap
3.Install librespeed-cli brew install librespeed-cli
2. Local Serverを指定するためのjsonファイルを作成
jsonの中身は以下のようになります。
phpファイルはLibreSpeedサーバ側でインストール時に作成されているので、
サーバ側の設定に合わせたパスを指定ください。
以下の例はデフォルト設定時のパスなので、特別なことをしていなければ、
サーバのIPアドレスを変更するだけで利用できます。
また、以下の例では2つのサーバを設定していますが、1つだけでも問題ありません。
[
{
"id": 1,
"name": "My Local Server",
"server": "http://192.168.19.150/",
"dlURL": "backend/garbage.php",
"ulURL": "backend/empty.php",
"pingURL": "backend/empty.php",
"getIpURL": "backend/getIP.php"
},
{
"id": 2,
"name": "My Local Server 2",
"server": "http://192.168.1.100/",
"dlURL": "backend/garbage.php",
"ulURL": "backend/empty.php",
"pingURL": "backend/empty.php",
"getIpURL": "backend/getIP.php"
}
]
3. Macbookでコマンドを実行
オプションの説明
--server : サーバIDを指定します。上記jsonの"id"がそれにあたります
--local-json : 上記jsonファイルを指定します
コマンド実行例
Aruba@MBP % librespeed-cli --server 1 --local-json libreserver.json
Using local JSON server list: libreserver.json
Selected server: My Local Server [192.168.19.150]
You're testing from: 192.168.19.5 - private IPv4 access
Ping: 4 ms Jitter: 1 ms
Download rate: 489.02 Mbps
Upload rate: 447.86 Mbps
CLIならiperfで十分かもしれませんが、WebでもCLIでもすぐに使えるのは便利ですね。
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Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
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Original Message:
Sent: Aug 29, 2021 08:30 PM
From: Keita Shimono
Subject: [UXI] LibreSpeed でローカル、インターネット両方のスループットを測定
UXIの新しい機能として、LibreSpeedのスループット測定に対応しています。(マニュアルはこちら)
スループット測定のサイトは多くありますが、LibreSpeedの特徴はオープンソースで、測定用のサーバも簡単に構築できる点にあります。
なので、インターネット上のサーバへのスループット測定だけでなく、
任意のデータセンターや拠点に対するスループット測定も行うことができます。
LibreSpeedはオープンソースなので、Githubで公開されています。
https://github.com/librespeed/speedtest
インストール方法もとても簡単で、Ubuntuにインストールする場合であれば、
READMEにあるこちらの動画の通りに進めれば、数十分で完了します。
インストール後は、試しに構築したサーバにブラウザからアクセスするとスループット測定が可能なので、
UXIを使わない環境でも、有効活用できるので一度構築してみて下さい。
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Keita Shimono,
Aruba Japan SE Manager & Airheads Leader
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