最近立て続けに同じ問い合わせを受けたので、
Aruba Switchのnative-vlan-ieee-bpduコマンドについてご紹介します。
spanning-tree port <port#> native-vlan-ieee-bpdu
Cisco Switch:access port = Aruba Switch:untag port
Cisco Switch:traunk port = Aruba Switch:tagged port
という前提でお読み下さい。
Cisco SwitchとAruba Switchをaccess port (untag port)で接続し、PVSTを有効にすると、
Cisco Switchでは以下の様なログが出力され、ポートがBlockingされてしまう様です。
00:44:28: %SPANTREE-7-RECV_1Q_NON_TRUNK: Received 802.1Q BPDU on non trunk GigabitEthernet1/48 VLAN99.
00:44:28: %SPANTREE-7-BLOCK_PORT_TYPE: Blocking GigabitEthernet1/48 on VLAN099.
このログから、Aruba SwitchがUntag portにも関わらず、Tag付きでBPDUを送出してるかの様に見えるのですが、そのようなことはありません。
以下のキャプチャデータからわかるように、Originating VLAN情報としてVLAN IDが含まれているだけです。
ただ、このままでは相互接続できないので、native-vlan-ieee-bpduを設定します。この設定をすると、該当ポートのみ PVST BPDU (DST MAC=01:00:0c:cc:cc:cd) ではなく、IEEE BPDU (DST MAC=01:80:c2:00:00:00) を送信し、
Cisco Switch側でブロックされるようなことはありません。