CentralにはTunnel Orchestrationの機能が備わっているので、Gateway同士のトンネル接続の設定はとても簡単です。
※ここからは全てAdvanced Modeで設定することにします。また、特別な指定がない限り、グループレベルで設定します。
- Tunnel Orchestrationを有効化(VPNC/BGW両方で)
- BGWで接続先のVPNCを選択する
- 必要に応じてルート再配布(Route Redistribute)
1. Tunnel Orchestrationを有効化(VPNC/BGW両方で)
VPNのSD-WAN オーバーレイで、Orchestrationを有効化します。
VPNCとBGW両方で同じ様に設定します。
![Screen Shot 2020-05-16 at 19.46.36.png Screen Shot 2020-05-16 at 19.46.36.png](https://higherlogicdownload.s3.amazonaws.com/HPE/MigratedInlineFiles/1ccd8838c02c4c669d43afde3b126141_f5dbf8fa03774a89afe69f774788d2e7)
2. BGWで接続先のVPNCを選択する
BGWでは、Tunnelの接続先のVPNCのグループと、グループの中でどのVPNCに優先的に接続するかを指定します。
以下の例ではVPNCが1台しかないので1つしか指定していませんが、実際の環境ではVPNC1、VPNC2と、2つ以上VPNCを指定することになると思います。
![Screen Shot 2020-05-16 at 19.48.53.png Screen Shot 2020-05-16 at 19.48.53.png](https://higherlogicdownload.s3.amazonaws.com/HPE/MigratedInlineFiles/1ccd8838c02c4c669d43afde3b126141_80a0befa08d447ca8b01bdfb0119d4e9)
単純にVPN Tunnelを接続するだけであれば、これだけで設定は完了になります。
3. 必要に応じてルート再配布(Route Redistribute)
環境に合わせて必要なルート再配布の設定を行います。
また、ここでのルート再配布はTunnelを通じたオーバーレイネットワーク上の再配布です。
以下の例では、BGWのConnected Route (ローカルVLAN 20)を再配布しています。
もちろん、Static RouteやOSPFのRouteを再配布することも可能です。
![Screen Shot 2020-05-16 at 19.55.34.png Screen Shot 2020-05-16 at 19.55.34.png](https://higherlogicdownload.s3.amazonaws.com/HPE/MigratedInlineFiles/1ccd8838c02c4c669d43afde3b126141_215c2e8659e84af9b202d028f280705c)
以上で、Overlay Tunnel Orchestration の簡易な設定は完了です。
デバイスレベルの概要で、トンネルの状態やルーティングテーブルを確認することができます。
BGWのトンネルのステータス
![Screen Shot 2020-05-16 at 19.58.24.png Screen Shot 2020-05-16 at 19.58.24.png](https://higherlogicdownload.s3.amazonaws.com/HPE/MigratedInlineFiles/1ccd8838c02c4c669d43afde3b126141_440b8c3d25e8448db5233408c02770c8)
VPNCのルートテーブル
BGWからオーバーレイルートを受け取っていることがわかります。
![Screen Shot 2020-05-16 at 20.01.39.png Screen Shot 2020-05-16 at 20.01.39.png](https://higherlogicdownload.s3.amazonaws.com/HPE/MigratedInlineFiles/1ccd8838c02c4c669d43afde3b126141_38aaedd18ef44bfca7392afadda0c05f)